interview

産地と未来をつなぐ。原料調達から農業の価値を支える

営業

H.K

2010年新卒入社。政経学部経済学科出身。入社後は仲卸営業を経験し、現在は原材料購買部 原材料調達課の課長補佐として、産地対応やGAPコンサル業務を担当。

H.K

農業の未来に関わりたいという想いから

就職活動をしていた当時、日本の食料自給率の低下が社会課題として取り上げられており、「今後、農業はどうなっていくのだろう」と関心を持ったことがきっかけでした。将来的には、農業や食に関わる需要はさらに高まっていくのではないかと感じ、その分野に携わりたいと考えるようになりました。もともとは農業に対して、どこかのんびりとした仕事というイメージを持っていましたが、実際に業界に入ってみると、その印象は大きく変わりました。天候や市場環境に左右される厳しい世界であり、今まさに大きな転換期にあると感じています。それでもなお、この分野に関わることで未来に貢献できる可能性を感じ、挑戦したいと思いました。

「やりたいかどうか」を問われた面接が転機に

入社の決め手となったのは、当時の社長から「この仕事をやりたいか」とシンプルな質問を問いかけられたことがきっかけです。形式的な自己PRではなく、自分の意思を問われたことで、この会社は面白そうだと感じたのを覚えています。実際に入社してみると、想像していた以上にスピード感のある仕事であることに驚きました。青果は“生き物” であるため、天候の変化や物流トラブルなど、日々さまざまなイレギュラーが発生します。準備していても予定通りにいかないこともあり、その都度判断が求められる環境でした。ギャップもありましたが、その分やりがいのある仕事だと感じています。

原料を確保し、すべての起点を担う

現在は原材料調達の担当として、産地視察や生産者との商談、情報収集などを行っています。具体的には、畑に足を運び、作物の生育状況や天候の影響を確認しながら、今後の供給量を見極めていきます。また、生産者の方と直接コミュニケーションを取り、次のシーズンに向けた栽培計画についても意見交換を行います。こうして得た情報は報告書としてまとめ、社内や取引先に共有します。どの産地で、どのような品質の原料が、どれくらい確保できるのか。その情報が、製造や販売すべての起点となるため、原料調達は非常に重要なポジションだと感じています。また、GAP認証取得サポートにも携わっており、生産者の方が安全・安心な農産物を継続的に生産できるよう、基準に沿った運用や書類整備のサポートも行っています。農業の現場では書類管理の文化が十分に根付いていない場合も多く、その理解を得ることも含めて、地道な取り組みが求められる仕事です。

関係者とともに価値をつくり、結果につなげる

やりがいを感じるのは、生産者の方や取引先と一緒になって取り組んだ結果が、調達量や売上として目に見えて表れる瞬間です。どのように栽培すれば求められる品質になるのか、どの品種を選ぶべきかといった部分から関わり、それが実際に商品として流通し、評価されることに大きな手応えを感じます。一方で、天候不順などにより原料が不足する場面では、調達の難しさを痛感します。必要な量を確保するために、全国の拠点や生産者に連絡を取り、あらゆるルートを駆使して原料を集めることもあります。時間の制約がある中で対応しなければならないため、精神的にも負荷の大きい仕事ですが、周囲と連携しながら乗り越えたときには、大きな達成感があります。この仕事は、人と人との信頼関係の上に成り立っています。だからこそ、日々のコミュニケーションや誠実な対応を大切にしています。

産地を守り、農業の未来につなげていく

現在、農業は高齢化や後継者不足といった課題に直面しており、60歳以上の生産者が約80%を占めるとも言われています。10年後、20年後の原料供給がどうなるかは不透明な部分もあり、大きな転換期にあると感じています。だからこそ、今関わっている生産者の方々と継続的に関係を築きながら、安定した農業経営ができる仕組みを一緒につくっていくことが重要だと考えています。GAPの推進や新規就農者の支援などを通して、産地全体の持続性を高めていくことも、自分たちの役割のひとつです。会社のスローガンである「ヒトと地球の、未来を耕す」を体現しながら、次の世代へとつながる仕組みづくりに貢献していきたいと考えています。

人と向き合い、誠実に関係を築ける人

この仕事で最も大切なのは、人と人との信頼関係です。生産者の方々と継続的に関係を築くためには、日々のコミュニケーションを積み重ね、誠実に向き合うことが欠かせません。相手の立場に立って物事を考え、地道に関係を築いていける人であれば、この仕事の面白さを実感できると思います。また、学生から社会人に移行する中で、不安を感じている方も多いと思います。完璧な状態で入社する必要はありません。学生のうちにしかできない経験を重ねることが、社会人になったときの大きな引き出しになるはずです。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ挑戦してみてほしいです。皆様にとって良いご縁があることを願っています。

ある1日のスケジュール

  • 8:00

    出社・メールチェック・事務作業

  • 09:00

    産地移動、生産者と商談、圃場視察

  • 12:00

    昼食

  • 14:00

    産地報告書作成

  • 16:00

    デスクワーク(提案書等作成)

  • 18:00

    退勤

休日の過ごし方

休日は家族と出かけることが多く、リフレッシュする時間を大切にしています。

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さあ、ヒトと地球の、未来を耕そう。 さあ、ヒトと地球の、未来を耕そう。